このコースは、ビジュアルプログラミング言語、Scratch(スクラッチ)を使用して、簡単にできるアニメーションを作成するコースです。動かないキャラクターを移動させたり、しゃべらないキャラクターに会話させたり、キャラクターが行動する場面を変えたりさせて、簡単に表現できるアニメーションを作ります。アドベンチャーアニメですので、次はどうなるのか、ストーリー展開を楽しみながら、アニメーションの作り方をマスターすることができます。



アニメーション映像の魅力は、紙面上の表現と比べ、より多彩で印象に残る表現を実現すること、紙を配布しなくてもインターネットを経由して作品を広められる点にあります。 このコースで紹介するScratchの機能は、基本の機能です。このコースで基本をしっかり学べば、みなさんが発想したストーリーをScratch上でアニメーション化できるようになります。そして、作ったアニメーションは、インターネットを経由して公開することができ、家族や友達、世界中の人たちに作品をみてもらうことができます。

 みなさんは、このコースを受講することで、プログラミングは、プロのプログラマーにしかできないことではなくて、国語や算数などで学んだ基本を活かした楽しい表現作業であることを体感することでしょう。プログラミングは、自己表現そして作品を通じて交流の輪を広げ人生を豊かにする手段であることがわかることでしょう。表現することは楽しいことです。このコースでの学びをきっかけに学習をすすめていくことで、将来、プロ顔負けのアニメ―ション作家になることも夢ではないでしょう。家族や友達と一緒に学べば、みんなでアイデアを出し合ってアニメーションをつくることもできますね。

さあ、一緒に、アニメーションづくりを、思う存分に、楽しみましょう。

※このコースは、プログラミングは自分には無縁なものと認識している大人の方に、特におすすめしたいコースです。アニメーションのシナリオを発想して、アニメーションにしていく過程では、シナリオの組み立て、画像や音声パーツ、処理ブロックを適切に配置していく、パズルを完成させるような作業が発生します。その結果、脳がとても鍛えらます。大人の脳トレ遊びとしてもとてもおすすめですので、ぜひ、挑戦してみてください。

※このコースは、学校や塾のプログラミング授業の教材としても活用できる内容になっています。セクション1では、あえて、私たちが提供するScratchコースの意義についても、ご説明しています。指導する立場、保護者の方も、ぜひ、参考にされてみてください。



作成するアニメーション「宇宙犬ドットの冒険」には3つのエピソードがあります。

エピソード1:任務

宇宙観測隊の隊長Gigaと隊員のDotが登場します。2人は宇宙船に乗っています。ドットは隊長のギガから月面探索の任務を命じられます。

エピソード1では、スプライトに会話をさせる3つの方法を学習します。

エピソード2:月面探査

宇宙観測隊の隊員のDotと地区外生命体Jellyfishが登場します。月面にやってきたドットは、地球外生命体Jellyfishを発見し、追いかけるのですが、いくら追いかけても逃げられてしまいます。

エピソード2では、スプライトを動かす3つの方法を学習します。

エピソード3:宇宙人と友達になる

宇宙観測隊の隊員Dotと、地球外生命体のJellyfish、更にその友達のFrankとGhostが登場します。月面にやってきたDotは、地球外生命体のJellyfishからともだちのFrankとGhostを紹介されます。 Dotは得意のビートボックスを披露します。

エピソード3は、エピソード1と2の応用です。会話をさせたり、動かしたりしながら、スプライトたちに自己紹介をしてもらいます。